バッテリー交換修理と表示が出ていたMacBookAir。
最近あまり使ってなく、動作も遅くなってきており、クリーンインストールをしようと思いながら放置することが続いてました。
まずはバックアップを取るためにと、久々に取り出して見ると、バッテリーがパンパンに。
モデルとしては約7年前のPCですが、まだまだブログを書いたりネットサーフィンするには現役で使えるので今回は自分でバッテリー交換修理をしてみました。
バッテリー交換は自分でやれば格安で簡単にできるので交換方法などもまとめています!
端末の膨らみがやばい。
今回のバッテリー交換対象の端末はMacBookAir Mid 2011です。
端末的には数年前の端末ですが、CPUはCore i5ですし、軽いネットサーフィンなどにはまだまだ使えるかと思います。
以前からバッテリー交換修理の警告は出ていたのですが、電源につなげば問題なく使えてましたし、最近動作も遅くバッテリー問題については頭の隅に追いやってました。
バッテリー交換修理の警告とはシステム側で下記のような状態になります。
バッテリーの交換修理:バッテリーは正常に機能していません。適正な電源アダプタに接続している間は Mac を問題なくお使いいただけますが、できるだけ早く Apple Store 直営店または Apple 正規サービスプロバイダにお持ちください。
フタが閉まらない
久しぶりにMac Book Airと対面して異変に気づいたのは、まず端末を閉じるとフタがしまらないことでした。
バッテリーが膨張したことにより、キーボード側の面も一緒に膨張して、湾曲してしまったことにより蓋がきちんとしまらなくなっていました。
私としては充電コードが挟まってる様子もなく、おかしいと思ってフタを開けて中を見てみると、衝撃の歪みが。。。
ガラケーのバッテリーが膨張することはしっていましたが、パソコンのバッテリーの膨張は初経験で、あの薄かったMac Book Airが薄くなくなっていました。
圧迫されトラックパッドが効かない
とりあえず、電源をつけてみると起動やアプリケーションの操作は可能だったので、まずはバックアップを取得しました。
その過程で、トラックパッドを触って見ると、内部のバッテリーが膨張したことによりトラックパッドの押下ができなくなってました。
トラックパッドの右下を押し込む、右クリックなどはまったくと言って良いほど押せません。
バッテリーがなくても動作可能
MacBook Airはバッテリーを搭載しなくても、電源アダプタがあれば動作が可能です。
私の場合は膨張したバッテリー駆動でも30分程度は操作が可能な状態でした。
電源アダプタに繋ぎつつ使えば使用可能なものの、持ち歩きの利便性や膨張問題もありバッテリー交換修理を決めました。
バッテリー交換の手段は?
MacBook Airのバッテリー交換の方法としては①正規ルートとしてAppleに持ち込むと②自身でバッテリーを調達して交換するの2通り存在します。
①の公式でバッテリー交換すると価格は1万2800円+消費税程度かかります。
Apple Storeに持ち込むか、郵送での対応も可能なようです。どちらにせよ時間や手間はかかりますし、なによりお金がかかります。
②の方法では、端末の中身を触ることになりますので保証対象外となりますが、自分でバッテリーを調達し交換する。
バッテリーなんて調達できるの?と思われるかとも思いますが、自分で交換するように互換品がAmazonでもたくさん売られているので調達については手間はかかりません。こちらはなによりバッテリー本体の価格のみなので安く済みます。目安としては5000円から6000円程度です。
交換方法のメリデメ比較
バッテリー交換て公式と自分で交換するメリデメを簡単に比較して見ると
費用:公式<自分
費用については、自分で交換したほうがあっと圧倒的に安いです。
約半額くらいの費用感で交換が可能です。
手間:公式<自分
Apple Storeに持ち込むのであれば、自分で交換する方が手間がかからないかとおもいます。
バッテリーが届いている状態で30分見ておけば交換できます
技術:公式>自分
バッテリー交換の技術難易度としてはかなり低く、ネジ10本程度を外すレベルなのであまり技術的な優位性はないかもしれませんが、公式の安心感には叶いません。
保証:公式>自分
これは言わずもがなですね。
自分でバッテリー交換をすると保証対象外になります。
その他の懸念事項としては、自分で調達するバッテリーは正式なバッテリーではなく、互換品になるためバッテリー側の懸念はあります。
互換品への懸念はAmazonのレビューなどを参照することをオススメします。
私としては、古い端末なので、そこまでお金もかけたくなかったので自分で交換することを選びました。
基本的に、バッテリーをネットで購入できますし、届いたら30分もあれば作業が完了できます。
Amazonで互換品を調達
今回購入した商品はこちらです。(私のは11inchでしたのでこちらです。)
私は上記商品を買いましたが、在庫がないこともあり、メーカーは違いますがこちらでも問題ないかと思います。
5000円程度の価格で互換品が購入出来て、交換用のドライバーもついてきます。おまけにキーボードカバーも付属しています。
互換のバッテリーを購入する際は、自分のMacBook Airの型番にあったものを間違いなく購入しましょう。
13inchの方はこちらの商品が型番に合うかと思います。
私が購入した商品はAmazon Primeの対応商品でもあるので、あまりないとは思いますが急に欲しいときにも便利です。
Prime配送で到着
注文した翌日に到着しました。
箱については特に普通の箱でした。
いざ開封。
付属品はバッテリー本体と交換用特殊ドライバーとおまけ?のキーボードカバーです。
梱包に関しても箱の中にクッションが入っていて、バッテリーを守っており、まずまずです。
特殊ドライバーも付属
MacBookAirのバッテリー交換を行うには2つの種類の特殊なドライバーを使用します。
これは普通のマイナスとかプラスのネジではなく、iPhoneなどに使用されている星型のネジになります。
本体背面の外蓋のネジとMacBook Airの内側のバッテリーを取り付けているネジが違いますので2種類必要になってきます。
この価格帯でバッテリー本体に交換用ドライバーも同梱は嬉しいですね。
付属のドライバーでも品質的には問題ないような印象ですが、市販の専用ドライバーには敵わないので気になる方はそちらを購入することをオススメします。
ネジ山をなめてしまったりすると、換えが効きませんので。
私はこちらの特殊ドライバーも持ってますが、今回はせっかくなので付属の特殊ドライバーで交換してみました。
ひとつあるとスマホやPCなどの精密機械の分解ができると便利かと思います。
キーボードカバーもちゃんと使える
こちらはおまけのキーボードカバーです。
商品画面では英語キーボードの画像でしたが、届いたのは日本語配列用のカバーでした。
私のMacBookAirは日本語キーボード環境なので嬉しい誤算ではあります。
色については好みが分かれると思いますが、おまけでついてくると思えば問題ないでしょう。
品質的にもおまけだと思えば問題なく利用することができました。
いざ自分でバッテリー交換
ここからはバッテリーを交換していきます。30分あればできます。
手順としては大きく、5つほどありますが基本的にはネジを10本程度はずすだけなので、難易度は低いです。
画像付きで紹介しておりますので、良ければ参考にしてください。
手順のサマリは以下、
- 本体背面のネジを取り外し、フタを外す。
- バッテリーが装着されているネジを外す。
- バッテリーと本体のコネクタを外す。
- 新しいバッテリーに付け替える。
- 後はネジを逆の手順で取り付け。
まずは裏蓋のネジを外す
まずは背面のネジを外します。
本体を裏返して、特殊ドライバーを使い、画像の赤枠箇所のネジを外します。
この10本のネジを外すと端末の内部にアクセスすることができます。
蓋を開けてあらわれたのは膨張バッテリー
裏蓋を外すと、膨張したバッテリーが現れました。この膨張具合を見ると、よく使えてたと思います。
むしろ、爆発とかしなくて良かった。。
この状態ではトラックパッドを圧迫して押せなくなるのも当たり前ですね。
バッテリーの取り外し
膨張したバッテリーを見つつ、次はバッテリーを本体から外していきます。
バッテリーを外すには赤枠の5箇所のネジを外します。ネジの種類が本体の裏蓋とは異なるのでドライバーは替えてください。
また、ネジを外してもバッテリーと本体のコネクタは繋がっているので、無理にバッテリーを外すのはやめましょう。
バッテリーと本体のコネクタを外す
ここまでくれば、後は本体とバッテリーがつながっているコネクタを外します。
手で触る場合などは静電気等が起こらないように注意してください。
私はヘラを使って少しずつ持ち上げて外しました。ヘラがなければプラスチックカードの端等を使用すると簡単です。
新しいバッテリーの取り付け
新しい調達したバッテリーを取り出して、コネクタをはめて開封時の逆の手順でネジをとめていきます。
交換前のバッテリーの膨張と比較すると交換後はだいぶスッキリした印象になりました。
もともとはこの状態だったかと思うと、私のMacBook Airは膨張したバッテリーに耐えていたんですね。
バッテリー交換のコツ
テーブルなどにおいて作業する
付属のドライバーを使用する場合には、ある程度丈夫には作られているものの下手に力をかけてしますとネジ山をなめてしまう事があります。
そういったことにならないためにもテーブル等に本体を起き、ネジに対して真上から均等に力をかけていくことをオススメします。
膨脹しているバッテリーによるネジ飛びに注意
劣化したバッテリーは膨張していることが考えられます。
私の場合は、本体を見ればあきらかにバッテリーが膨張していることがあきらかでした。
Mac Book Airの状態としては内部の膨張を無理矢理ネジで止めていることになるのでネジにかなりの力がかかってます。
蓋を手で抑えながらネジを緩めて行かないと膨張の圧力に負けて、ネジが吹っ飛んで行くので気をつけましょう。
ネジはしっかり管理する
作業としてはまったく難しくなく、ネジをはずすこととつけることがメインの作業です。
ネジも場所によってサイズが異なっているので、管理しておくことを唯一、バッテリー交換作業で大事なこといっても良いかとおもいます。
私はバッテリーが入っていた箱にMac Book Airのネジ配置と同様に配置し、どのネジかがわかるようにしておきました。
もしネジを失くしてしまっても、Amazonでネジを売っていたりはしますが、無用な出費や無駄な手間にならぬように管理しておくことをオススメします。
一緒に内部の清掃もしときましょう
Mac Book Airの裏蓋を開けることは普段はまずないかと思うので、せっかくの機会と捉えて清掃することをオススメします。
と言っても、素手で触ることは静電気などの関係もあり控えてください。
静電気に注意して手袋をするか、直接触れなくて済むエアダスターを使用することをオススメします。
特にファンの周りなどは長年使っていると、埃がたまりやすく、今回のバッテリー交換のついでに掃除しておきました。
交換後の動作は?
交換が完了したら電源をつけてみましょう。無事起動すれば成功です。
交換バッテリーの初期状態
交換した当初に起動をしてみると、57%とある程度、充電されてから発送されていることがわかります。
システムから確認してみるとバッテリー自体も正常に認識されていることがわかります。
蓋がきっちりしまるように
もちろんですが、トラックパッドへの圧迫もなくなり快適に使用することができてます。
交換後の使用感は速度が早くなった
Macの動作が遅いのはバッテリーが原因かも?
体感ではありますばバッテリー交換後は速度が早くなったなった気がします。
新規購入時のサクサク感をある程度取り戻した感じです。
想像にはなりますが、バッテリー関連のエラーのイベントなどが発生しなくなったからかもしれません。
MacBook Airはバッテリーなしでも動作することができますが、動作がかなり遅くなることも言われてたりします。
そういった事象が関わってるかもしれません。
バッテリーも順調に動作中
充放電回数も1回となっておりきちっと認識されて、現在まで約1ヶ月正常にバッテリーがに使用できています。
特にバッテリーの減りが早い等の事象もなく、Mac Book Airを新品で購入した頃と同じような印象があります。
まとめ
わずか数千円の出費と、労力としても10本程度のネジを外すだけの作業で簡単にバッテリー交換ができるので、バッテリーに悩みを抱えている方はぜひ、自分で交換してみてはいかがでしょうか。
13inchの方はこちら。